レーザーや切除手術などとは違い、大規模な機材を使用しないのが、注射で取り除く方法です。いぼの部分に注射を刺すことで、薬を直接送ります。すると、いぼがどんどん固くなっていき、まるでカサブタが剥がれるように、ポロッと取れます。『どのようないぼでも、注射なら取り除くことが出来るのか?』と、疑問に感じる人がいるでしょう。注射に入っている薬には、いぼを取り除くための成分が多く含まれています。そのため、ほとんどのいぼを簡単に取り除くことが出来ます。
注射でいぼを除去する際に、最も効果を発揮してくれる種類があります。それは、ウイルス性のものです。ウイルス性のいぼは、気付かずに放置してしまうと症状が悪化してしまうだけではなく、綺麗に取り除いたとしても、ウイルスが皮膚内に残っていれば、また再発してしまいます。また、他の人がウイルスに触れてしまったら、感染してしまう恐れがあるため、厄介なものです。なぜウイルス性のいぼに注射が良いかというと、薬がウイルスの働きを弱め、進行を抑えてくれるからです。いぼが大きくなるのを防いでくれるので、これ以上被害が広がらずに済みます。いぼを取り除いた後も、再発のリスクはほとんどありません。
注射でいぼを取り除くメリット、それはウイルス性のものであれば、ほとんどの部位のいぼを取り除くことが出来るということです。いぼを取り除く方法として馴染み深いのは、「切除手術」や「レーザー手術」です。これらは、いぼをスムーズに取り除くことが出来るのですが、部位によって、適さない場合があります。そのため、いぼを取り除きたくても、取ることが出来ない人がいます。しかし、注射であれば、体中に出来てしまったほとんどのいぼを取り除くことが出来ます。また、施術後も絆創膏を貼るなどのケアは必要でない場合が多く、お風呂にも入ることが出来ます。そのため、いぼを取り除いた後も快適に過ごせます。
施術後も快適に過ごせるのであれば、いぼを取り除く施術として最適な方法のように思えます。しかし、いぼの状態によって完治するまで何回か美容外科へ通院しなくてはいけない、というデメリットがあります。そのため、完治するまでにかかる費用が人によっては高額となってしまう場合もあります。『少しでも美容外科へ行く回数を減らしたい』『無駄な出費を出来るだけ抑えたい!』というのであれば、いぼが悪化する前に美容外科へ行って取り除きましょう。
血流が悪くなると、いぼが出来る?
血流は、全身に栄養素や酸素を送ってくれる、体の中でも大事な機能。その血流が悪くなってしまうと、栄養素や酸素を取り入れることが出来ないため、体に異変が出てきてしまいます。血流は一見、いぼと何の関係もないように思えます。しかし、実は大きく関係しているのです。血流が悪くなってしまうと、体の中にいるウイルスが活性化してしまいます。また、栄養素が体に行き渡らなくなるので、免疫力が落ちて気付けばいぼだらけ…ということになりかねません。また、血流が悪くなると、女性にとって大敵である「冷え性」なども引き起こしてしまいます。
血流が悪くなるのは、食生活が乱れていたり運動不足だったり、冷たい食べ物ばかり食べていたりするといった生活習慣が原因だといわれています。そのため、美容外科に行っていぼを取り除いたとしても、これらの生活習慣が乱れていると血流が悪くなってしまい、新たなにいぼが出来てしまう可能性があります。
いぼを改善して再発を防ぐため、また体の健康を考えるためにも、マッサージをしたりバランスの良い食事を摂ったりして、日頃の生活を改めましょう。そうすることで、いぼの症状が大きく軽減されることが期待出来ます。